人間の平熱が何度かご存じでしょうか？WHOでは36.8±0.3℃と設定されています。つまり36.5〜37.1℃が平熱ということになります。

思ったより高い印象が無いでしょうか？

体温と免疫機能および代謝機能は常に相関関係にあります。
体温が１℃下がると代謝は13％・免疫は38％さがりますし、
体温が１℃上がると代謝は13％あがり、免疫はなんと300〜500％もアップします！！

体温が上がるだけで痩せやすく病気にかかりにくい体に確実になるということです！！
また免疫系には２つの機能があり、１つはバイ菌をやっつける機能、もう１つは免疫自体のコントロールをする機能です。
アレルギー反応は２つ目の免疫コントロール機能が低下し１つ目のバイ菌をやっつける機能が誤作動を起こしていると考えられますので体温を上げて免疫機能を上げることで免疫コントロールが良好となりアレルギー反応が落ち着くと考えられます。

では、なぜ36.8±0.3℃が平熱と設定されているのか。それは体温が36.8±0.3℃に保たれている状態で腸の温度（腸温）が38〜40℃に保たれることに由来しています。
さらになぜ腸温38〜40℃かというと、この温度に保たれている腸内環境において最も善玉菌の活動が活発になることから設定されています。
逆にこれよりも低い温度になってしまうと悪玉菌が優位に活動し始める様です。

腸内環境や腸内フローラという言葉は最近良く耳にされる方も多いのでは無いでしょうか。
腸は第２の脳とも言われており、生命の発達や進化の過程から考えると脳よりも先に存在し発達してきた生命の根源とも言える機関です。

人間の体を構成している成分は全て腸から吸収される栄養素から成り立っていますし、人体のあらゆるコントロールは95％が腸で作られるホルモンに委ねられています。

つまり腸内環境を無視して健康な体、美しい体というのは成り立たないのです。
そしてなにより、正常な腸内環境を保つ為に体温を下げないことが絶対条件となります。

体温を維持する為に人間の体は常に熱を作り続けているのですが、では人の体のどこで熱は作られているのでしょうか？
答えは簡単。ズバリ筋肉です！
筋肉というと力こぶとかの骨格筋をイメージされると思います。もちろん骨格筋は多くの熱を作り出す大切な筋肉です。

しかし人間の体には他にも大量の熱を作り出している部位があります。
しれが内臓です。
あまりイメージが無いかもしれませんが内臓も大部分が平滑筋という筋肉でできている為多くの熱を作り出すことができます。
その反面、骨格筋と同様に働き過ぎれば疲労しますし血流が悪くなって凝ったりもします。
また、怖いことにどんなに疲れていてもサボることを知ら無い為仕事が与えられれば与えられただけ働き続けてしまいます。
特に現代人の食生活や生活習慣は内臓への負担が大きく内臓疲労が顕著でかつ、運動量も少ないので二重に体温低下を招いている場合も少なく無いと考えられます。

その結果低体温となり、痩せにくい、病気にかかりやすい、アレルギー反応もめちゃくちゃ強い、という現代人特有の体質に偏っていくのです。

そんな体質から根本的に体を変えることで健康と美を同時に手に入れていただくのが体質改善・深温ダイエットです。

栄養が大切、なんてことはわざわざ言う必要もないと思いますが、からだ整和堂では栄養をどうとらえるかがとても大切と考えています。

一般に栄養が大切、というのは何を口に入れたかが大切というニュアンスかと思います。
しかし、本当に大切なのは何を口に入れたかでは無く、何を体に吸収したかではないでしょうか。

例えば乳酸菌が良いのは間違い無いですが、ヨーグルトを食べたからといって乳酸菌が摂取できるかと言えばそうとは言い切れない様です。
乳酸菌を含む全ての菌は胃酸で殺菌されてしまい腸まで届くのはせいぜい1000分の1程度だそうです。

さらに乳酸菌が腸に届いたとしても善玉菌として活躍し腸内環境を良い状態にする為には、体温が高い状態や善玉菌のエサがたくさんある状態が整っていることが条件となってきます。

つまり考えるべきなのは何を口に入れるかの前に、現状どの様な腸内環境になっておりどの様な質の物を消化し吸収することができるのかだと思います。

そこを考えずに高価なサプリメントや美容ドリンクを摂取していても単なる無駄遣いになりかねません。

体質改善・深温ダイエットでは、腸内環境を改善させる究極の方法を用いて整体を実施することで中と外の両側から体を健康に美しく整えていきます！！

成人の身体の６〜７割は水で構成されていると言われています。そしてその多くは血液・リンパ液・脳脊髄液として身体中を常に巡っているのです。

その循環が身体中に酸素と栄養を送り、そして二酸化炭素と老廃物や毒素を回収してくれます。

ですので新鮮でサラサラな血液・リンパ液・脳脊髄液が全身をくまなく常に循環している状態を体質の良い状態と考えており、その循環の媒体となる水は間違いなく最も重要な要素です。

ただ、残念ながらそのような体質の良い、つまり新鮮でサラサラな血液・リンパ液・脳脊髄液が全身をくまなく常に循環している状態の方は数える程しかいないのが現代日本の現実です。

体内の水の量が減り循環が滞ってくると末梢まで酸素と栄養が行き渡らなくなり、さらに二酸化炭素と老廃物や毒素が回収されず蓄積していきます。
すると当然お肌はくすみ、顔色は悪く、水分量が足りないのでうるおいは無くなり、老廃物や毒素を出そうと吹き出物ができるといったトラブル満載！

さらに酸素と栄養の足りない筋肉は働きが悪く老廃物や毒素を溜め込み硬くなる為、頭痛・肩こり・腰痛・生理痛や怪我の原因となりますし、ドロドロ血液は脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高め、回収されず蓄積されていく老廃物や毒素は癌の要因と言われています。

美容の視点で見ても、お肌のハリを失い、肌荒れが起こり、筋肉が正常に働かない為脂肪は燃焼しにくく重力に打ち勝って身体のパーツを引き上げることができなくなり、結果的に崩れたボディラインまっしぐらです。

筋肉が働きにくくなれば熱産生効率も悪く代謝・免疫共に低下するのでさらに脂肪が燃焼しにくい体になり、病気にもかかりやすく、免疫系の低下で花粉症などのアレルギー症状も強くなってしまいます。

ちなみに免疫系の力が落ちると免疫の攻撃力が弱まりアレルギー症状は弱まると思っている方がみえるかと思いますが間違いです（全身熱傷等の命に関わるくらい大きな障害の急性期には免疫の全ての力がそちらに回されるのでアレルギー症状は一時的に消失しますが）。

大切な認識として免疫系の働きというのは２つあります。
１つは有名なバイ菌を攻撃してやっつける機能、これが誤作動を起こすとアレルギー症状が出ます。
そしてもう１つ大切な働きとして免疫のコントロール機能があります。免疫系の働きの１つに免疫自体をコントロールする機能があるんです。
ですので免疫系の力が落ちてしまうと免疫を正しくコントロールする力も落ちてしまい結果的にバイ菌をやっつける機能が暴走しアレルギー症状が強く出ることになります。

逆に言えば”水を飲む”それだけで様々な問題が解決に向かう可能性があるということになります。